正規の高卒資格が得られる通信教育
通信教育といえば、趣味を極めたりビジネスに必要なスキルを身につけたりなど、さまざまな目的に広く活用されています。中には通信制大学といって、所定の単位を修めると大卒の資格が得られるものもあったりします。さらには、大学入学の前提となる高卒資格を取得できる通信教育もあります。それが通信制高校です。
通信制高校は、通信講座によって高校教育が受けられる学校です。必要な単位を修了すれば、全日制高校などと同様に正規の高校卒業者として認められます。
マイペースで勉強を進められる
通信制高校は、テキストを中心とした自宅学習を原則とします。最近はインターネットを使った遠隔地授業を導入している学校も増えてきましたが、いずれにしろ独習が基本です。単位の認定は、レポートの提出等によって行われます。
また、一般の通信制高校には留年という概念がありません。3年以上在籍し、必要な単位をすべて履修した段階で随時卒業となります。したがって、4年でも5年でも、自分なりのペースで勉強を進めていけば良いということになります。
サポートを受けることも可能
自宅学習が基本となることから、通信制高校は全日制高校のように集団生活の中で人間関係を築く機会に恵まれないというデメリットがあります。ただ、このことは人間関係のトラブルやストレス等によって挫折を経験したことのある人にとっては逆にメリットになります。周囲に惑わされず、落ち着いた雰囲気の中で勉強に専念できます。
また、一人きりでの学習は不安だという時には、サポート校と呼ばれる施設を利用することもできます。サポート校とは通信制高校での学びを支援するためのフリースクールで、講師陣がさまざまな相談に乗ってくれます。
通信制高校を札幌で学ぶならば、スクーリングの通いやすさも大切です。自分のペースで勉強しつつ、時には先生にも相談しましょう。